Saturday, 23 October, 2021 UTC


Summary

/changelogサイトへの投稿内容を、こちら/blogサイトに抄訳版として定期的にまとめてご案内しております。製品アップデートの内容のご確認にお役立てください。■■ なお当抄訳版は、月2回を目安に運用しております。最新情報の取得につきましては、これまで通り、/changelogサイトの内容をRSSフィード経由あるいはTwitterチャネル経由でご確認ください。■■ 最後に、内容が正確であるよう努めますが、差異等があると判断される場合にはオリジナルの/changelogサイトの投稿を参考にするようお願いいたします。また記載の日付は米国時間帯ベースとなること、あらかじめご了承ください。
Twilio MMS is now HIPAA Eligible
2021年9月30日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
主に北米市場に関係する機能であり、参考程度にお読みください。
Twilio MMS*が、ヘルスケア向けのアプリケーションにおいても安心してご利用いただけるようになりました。これは米国の「医療保険の携行性と責任に関する法律」(HIPAA) を意識した動きであり、保護対象保健情報(PHI)を扱うコミュニケーションをTwilioインフラ上で安心して行っていただけます。この一環として、HIPAA対象のTwilioプロダクトをスコープとしてビジネスアソシエイト契約 (BAA)に署名いたします。
* ビデオやリッチテキスト等をコンテンツに含むSMS、国内ではリリースしておりません。
HIPAA準拠を意識しながらTwilio上でアプリケーション開発する際の考慮点については、「Architecting for HIPAA on Twilio」をご確認ください。
Flex Outbound Dialing and Dialpad are now GA
2021年9月30日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Flexにおけるアウトバウンド架電およびダイヤルパッド機能が正式リリースとなりました。ベータプログラム期間中にフィードバックをお寄せいただいたすべてのお客様に感謝申しあげます。今回の正式リリースでは、品質や信頼性の面での機能強化をお届けしているほか、これまで制限事項だった点を幾つか修正対応しており、その一部を以下に示します。
  • アウトバウンド架電がエラーとなった場合のエラー詳細報告の粒度や可読性を上げました
  • Flex利用のオペレータが同時並行で複数のアウトバウンド架電をできない仕様となりました。
  • アウトバウンド架電による通話が転送された場合の録音が停止しない仕様となりました。
今回正式リリースとなったダイヤルパッド機能(ネイティブ版、Flex画面右上部から呼び出すUI)は、Flex UI v1.28以上でご利用いただけます。詳しくは、Twilioドキュメントの「Flexダイヤルパッド機能概要」あるいはFlex UIのリリースノートをご確認ください。
Start/Stop SIPREC API
2021年9月29日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
2021年9月下旬(実際のリリース期日)の日付でのchangelog投稿を2021年10月上旬に行い(英語)、次いで今回の抄訳版投稿となりました。
Twilio Programmable Voiceサービスで、SIPRECによる通話録音をAPIで開始・停止できるようになりました。SIPRECはテレフォニープロトコルSIPに基づく通話録音の方式です。このAPIを利用することで、Twilioコンソール画面で設定されているSIPRECコネクタ宛てに通話音声をストリームすることが可能となります。API制御のほか、TwiMLインストラクションの<Siprec>でも、開始済みのSIPRECセッションを停止することが可能です。
詳しくは、 Twilioドキュメントの「SIPREC」をご確認ください。
Segment Query Builder - added month and year units of time
2021年9月29日、フィルタ=Marketing Campaigns、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio SendGridサービスのMarketing Campaignsに、送信先リストのセグメント化機能があります。このセグメント化のロジックで 「months」や「years」といった時間単位を利用いただけるようになりました。従来は時間単位 「days」のみが利用可能でした。今回追加された時間単位を活用することで、例えば、「過去2ヶ月の間にEメールを開封した宛先」というセグメントを作成できます。送信先のセグメント化機能についての詳細は、SendGridドキュメントの「送信先リストのセグメント化」をご確認ください。
Extended Call Duration
2021年9月29日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio SIPトランクサービス上で確立される通話の最長継続時間を、これまでの4時間から24時間に変更いたしました。業務によりますが、数時間以上にわたる通話への対応が可能となります。本機能を利用する際は、まずTwilioコンソール画面上で機能を有効化してください。
詳しくは、Twilioドキュメントの「通話の最長継続時間の延長」をご確認ください。なお、Twilio Programmable Voiceも、同じ趣旨の機能リリースを2021年8月上旬に行っております。(参考: “Configurable Call Limits for Programmable Voice”の箇所)
Twilio SendGrid Deliverability Insights
2021年9月29日、フィルタ=Twilio SendGrid Platform、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio SendGrid EmailサービスのDeliverability Insights機能をベータリリースいたしました。Deliverability InsightsはEメールの配信性に関するダッシュボード機能です。Eメール配信プログラムの稼働状況を監視し、例えば主要メールボックスプロバイダでセグメント化されたメトリクスを確認することができます。さらに、Eメールコンサルタントにより事前にテンプレート化されたツールチップ形式のアドバイスが表示され、メトリクスデータやアドバイスを基にした最適化アクションを取ることが可能となります。
またDeliverability Insightsが提供するデータには、Eメールのバウンスエラーの分類情報 (Bounce Classifications)が含まれます。3千万とも言われる理解しづらいSMTPレスポンスを7通りに大分類し、どうしてバウンスしているのか、取りうる対策は何かを考える示唆を与えてくれます。
Super SIM Billing Periods API Public Beta
2021年9月28日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Super SIMの現在のビリング期間を確認するAPI (Billing Periods API)がリリースされました。現在のビリング期間がいつ開始し、いつ終了予定かを把握することができますので、‘ready’状態のSuper SIMがいつ自動的にactive状態に遷移するのか、あるいはactive状態のSuper SIMのサブスクリプション費用が請求開始となる月次タイミングを見極めることができます。このAPIの詳細については、Twilioドキュメントの「BillingPeriodサブリソース」をご確認ください。
関連するトピックとして、Super SIMではデータ利用がその制限にどのくらい迫っているのかを現在のビリング期間に対して追跡しています。前述のBilling Periods APIとUsage Records APIを組み合わせることで、Super SIMのデータ利用制限に向けてどれだけ切迫しているのか、いつその「切迫」から開放されるのかを確認することができます。具体的な手順については、Twilioドキュメントの「BillingPeriodサブリソース」をご確認ください。
Conference Emergency Calling is Generally Available
2021年9月28日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
主に北米市場に関係する機能であり、参考程度にお読みください。
Twilio Programmable Voiceサービスで多者通話(Conference)を確立し、そこで緊急通話(緊急通報)を行うことが、該当する国や地域を対象として可能となりました。
(編集上の補足: 日本国内では緊急通話機能そのものが該当いたしません。)
多者通話において緊急通話を行うには、以下をふまえ(元ととなるConferenceリソースに)Participantリソースを追加する必要があります。
  • 正しくフォーマットされたE.164形式の電話番号をFromフィールドに記載。この番号上で公衆電話網から受電できる必要があります。
  • 緊急通報用の電話番号。Fromフィールドの電話番号と同じ国や地域である必要があります。
緊急通話の利用にあたって、米国およびカナダでは費用が発生いたします。
<Say> Amazon Polly Neural voices in Conversational speaking style by default
2021年9月27日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
2021年9月下旬 (9/27) のchangelog投稿ですが、通常パターンと異なり将来(10月下旬の日付)を指しており、日本語編集側でその趣旨を汲み取り、実際の投稿日に拡大解釈して2021年9月下旬の投稿とします。
Twilioプラットフォーム上で、Amazon Pollyベースの音声合成(テキスト読み上げ)をNeural(ニューラル)モードで動作させる際、その既定スタイルが2021年10月26日から以下のロケールに対してConversational speaking style(会話型スタイル)となります。なお、Twilio上で利用可能なその他のロケールのNeuralモードのボイスについては、この変更は2021年6月28日時点でにAWS (Amazon) 側により行われていました。今回の変更 (changelog) は、Twilio上で利用可能なPollyベースの合成ボイスのうち、Neuralモードのその他のボイスを会話型スタイルで動作させるもので、以下ロケールのボイスに該当します。(日本語編集上の補足: AWS社のウェブサイトにあるように、「Miuzki」や「Takumi」といった日本語ロケールの合成ボイスについては、2021年10月上旬段階では未だNeuralモードには対応しておらず、Standardモードのみとなります。)
ボイス: Polly.Matthew-Neural (en-US (米国英語)), Polly.Joanna-Neural (en-US (米国英語)), Polly.Amy-Neural (en-GB (英国英語)) and Polly.Lupe-Neural (es-US (米国スペイン語))
今回の変更にあたって、機能やインタフェース上の変更はありません。また、Neuralモードでの音声合成の 「通常’」のスタイルが既にAWS側としても機能停止のステータスとなっていますので、ロールバック等もできません。その名称が示すように、Neuralテキスト読み上げが会話形スタイルで行われると、表現力豊かでフレンドリーな質感となります。
Twilioの音声合成(Text-to-Speech; Amazon Polly ベース)についてはTwilioドキュメントの「Amazon Polly」をご確認ください。
Support for running multiple plugins using Flex Plugins CLI is now Generally Available
2021年9月23日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio FlexのFlex Plugins CLI(プラグイン向けのコマンドラインインタフェース)を利用して、複数のFlexプラグインをローカルマシン上で動作させる機能が正式リリースとなりました。動作させるFlexプラグインはローカルマシン上で開発中のものでも、またリモート上(にデプロイ済み)のものでも構いません。開発中のFlexプラグインの機能を(必要に応じて他のプラグインとの組み合わせの下に)機敏に検証することが容易に行えます。その他の付加機能は以下の通りです。
  1. 新たなパラメータ @version を利用してプラグインのバージョンを指定する
  2. ローカルサーバーがリッスンするポート番号を --port オプションで指定する
Flex Plugins CLIを最新バージョンへアップグレードしてください。また詳細についてはTwilioドキュメントの「Flex Plugins CLIで複数のプラグインをローカルで実行する」をご確認ください。
Solution blueprint for virtualized Cisco Unified Communications Manager (CUCM) with virtualized Cisco Unified Border Element (vCUBE) SBC and Twilio Elastic SIP Trunking
2021年9月22日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Cisco社のUC*ソリューション向け公衆電話(PSTN)網接続のソリューションを、以下の3要素を組み合わせる形でお届けします。CUCM配下のオフィスワーカーとPSTN側ユーザとの間で音声通話の発着信を行うことが、仮想型SBCやクラウドSIPトランクサービスを通して(=オンプレミス型のハードウェアなしで)可能となります。今回のソリューションを含む、各種のSBC/SIPトランクサービスの連携ソリューションがTwilioのSIPトランクブループリントのサイトに記載されていますので、ぜひ内容をご確認ください。
  • CiscoのIP-PBXであるCisco Unified Communications Manager (CUCM)
  • Ciscoの仮想型SBCであるvirtual Cisco Unified Border Element (vCUBE)
  • TwilioのSIPトランクサービスであるElastic SIP Trunking
* UC: ユニファイド・コミュニケーション
Video Room Monitor Public Beta
2021年9月21日、フィルタ=Programmable Video、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio VideoサービスのVideo Room Monitor機能をベータリリースします。Video Room Monitor機能は、ブラウザベースのツールで、進行中ビデオセッションのVideo Roomオブジェクトに関する監視系機能をJavaScriptベースで提供するものです。Roomオブジェクトの稼働指標や環境情報をリアルタイムに表示するもので、わずか数行程度のコード追加で、開発・提供中のビデオアプリケーションに組み込むことも可能です。
Video Room Monitor機能の使い方ですが、設計・プロトタイプ等の開発の各段階でツール機能として利用するもよし、また進行中ビデオセッションに関するトラブルシュート系機能として商用版ビデオアプリケーション内で利用することも可能です。本機能の詳細については、Twilio ブログの「Accelerate Your Development with the New Video Room Monitor, Now in Beta」*やGitHubのREADMEをご確認ください。
* 英語のブログ記事ですが、将来的に日本語抄訳版を投稿する予定です。(その際には、URLの最後尾に「-jp」をお付けください。)
Mobile additions: Apple Silicon Simulator support, Chrome on iOS, new WebRTC Media Engine
2021年9月17日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio VideoのモバイルSDKやJavaScript SDKにおいて大幅なアップデートを行いました。例えばJavaScript SDKにおいて、iOS上のChromeブラウザへの対応を追加しています。
モバイルSDK (iOS/Android)については、Chromium WebRTCエンジンがm83からm88へと更新されています。さらに、セキュリティや性能面の向上に加えて、「unified plan」(別名 「Plan A」)と呼ばれるWebRTCのシグナリングプロトコルが利用されるようになっており、Twilio Videoの 「P2P」や 「Go」といった種別のRoomにおいてブラウザへの互換性視点のメリットを享受いただけます。
なおiOS版SDKについては、Apple Silicon搭載Mac(通称 M1 Mac)上のiOSシミュレータ機能が追加されました。またAndroid版SDKについてはメジャーバージョンの(7.0への)バージョンアップが行われており、サポートされるAndroid APIの最小レベルが16から21へと上がっています。
JavaScript版SDKのv2.17については前述の通り、iOS上のChromeブラウザへの対応を追加しています。(iOS 14.3以上が対象。)これらアップデートの詳細については、Android SDK 7.0 changelog、iOS SDK 4.6 changelog、JavaScript SDK 2.17をご確認ください。
Support Multiple Reply-To Email Addresses
2021年7月21日、フィルタ=SendGrid Email API、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
2021年7月下旬(実際のリリース期日)の日付でのchangelog投稿を2021年9月下旬に行い(英語)、次いで今回の抄訳版投稿となりました。
SendGridで配信するメールにおいて、Reply-Toフィールドを複数個含めることができるようになりました。これにより、SendGridが配信するメールの受信者が返信する際に、その返信先が複数宛先となります。
本機能はSMTPの構成そしてAPI v3の両方で利用可能です。詳細については、ドキュメントをご確認ください。